2017年4月25日火曜日

静嘉堂文庫美術館「挿絵本の楽しみ」1


静嘉堂文庫美術館「挿絵本の楽しみ――響き合う文字と絵の世界」528日まで>(416日)
 
 現在、静嘉堂は一般的に美術館として知られているかもしれませんが、もともとは図書館でした。明治25年(1892)三菱第二代社長・岩崎弥之助が、当時もっとも有名であった漢学者・重野成斎を文庫長に迎えて、私邸のあった神田・駿河台に静嘉堂文庫を開設したのがはじまりだからです。その後、弥之助と子供の小弥太は美術品にも蒐集の触手を伸ばし、これはこれで優れたコレクションを作り上げました。

しかし本来図書館であったという歴史は、「静嘉堂美術館」ではなく「静嘉堂文庫美術館」という館名になごりを留めています。もちろん、静嘉堂文庫も静嘉堂文庫美術館とともに活動を続けています。静嘉堂文庫には清朝以前の漢籍12万冊、江戸時代以前の和書8万冊を擁して、東洋文化の継承と古典籍の研究に、世界に冠たる貢献を果たしているものと自負しています。

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