2017年9月11日月曜日

PPMカバー・バンド Heart Stream 2




まず英語の歌詞がクリアーになっています。ポール河谷徹孝さんやマリー栗原晴美さんのヴォーカルを、耳だけで日本人だと聞き分けることは不可能ですが、PPMのアメリカ英語に比べると、むしろ明晰で透明感のあるキングズ・イングリッシュへ近くなっているような印象を受けます。またギターの一音一音が際立って、クリアーになっています。とくにピーター河内良文さんが奏でる装飾音の華やかなきらめきを、どのようにたたえたらよいのでしょうか。


そしてベースの比重がぐっと高まり、これまた存在をクリアーに主張するようになります。PPMではまったく黒子だったベースが、1/4の重要なパートを占め、ヴォーカルとギターを根底で支えるという本来の役目をきっちりとはたしています。


あの体をリズムに合わせてちょっとコミカルに揺らす、ディック山中義晴さんの演奏スタイルを含めて、Heart Stream最大の個性は明確に立ちのぼるベースの低音にあるといっても過言じゃないかもしれません。


このように、耳をすましてPPMと比較するとき、各エレメントがクリアーに立ち上がっている点に、Heart Streamサウンド最大の特徴があると言ってよいでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

細見美術館「末法/APOCALYPSE」4

四季の柳を描く。右隻春夏、左隻秋冬なり。右隻は樹の背後に盛上げの柴垣あり。春柳の垂下するさま、夏柳の風になびくさまがすばらしい。左隻は秋柳――長い葉を垂らしている。冬柳――少し雪を被る。葉を打ち落としているが、ごく一部に青い葉が残る。三宝院を思い出させる。左隻にも柴垣あり。左...