米万鍾「草書七言絶句」(№54)
霜降る林で酔った日は さらに山々美しく……
風に揺れる葉 蝉の声 自然が奏でるハーモニー
苔むす道を踏みながら 一人 杖つき遠くへと……
どこまで行ったら最高の 秋を満喫できるやら
張瑞図「草書五言律詩」(№55)
碧き海 龍宮城へ通う道 お堂の向こうに青き雲浮く
波の音 説教の声 共鳴し 雨の気配にしとる香煙
山を背に生い立つ木々は鬱蒼と…… 流水あふれる渓の涼しさ
無意識に俗世と比べて詩にうたう 心は澄んで涅槃の境地
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